ドロップセットは意味ない?科学的に正しいやり方と効果的な活用法
「ドロップセットって本当に効果あるの?」「やり方がよくわからないし、意味ないって聞いたこともある…」そんな疑問を抱えている筋トレ初心者の方も多いのではないでしょうか?

ドロップセットっていうのをSNSで見たけど、すごくキツそうウキ…本当に効果があるのかわからないし、やり方も難しそうウキ







心配無用ウホ!ドロップセットは科学的に効果が証明されている優れたトレーニング方法ウホ。ただし、正しいやり方を知らないと効果が半減してしまうから、今回はしっかりと解説するウホ!
この記事では、ドロップセットの科学的な効果から正しいやり方、初心者が陥りがちな落とし穴まで、筋トレ初心者にもわかりやすく解説します。時間効率よく筋肉を鍛えたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ドロップセットは意味ない?まずは基本的な仕組みを理解しよう
ドロップセットの定義
ドロップセットとは、限界まで挙上したあと、すぐに重量を軽くして連続でセットを行うトレーニングテクニックです。筋肉に長時間かつ高密度の負荷をかけられるため、筋肥大を狙う際に効果的とされています。
基本的なやり方






具体的にはどうやってやるウキ?難しそうで不安ウキ…







実は思っているより簡単ウホ!例えばダンベルカールなら、10kgで限界まで→8kgで限界まで→6kgで限界まで、というように重量を段階的に下げていくだけウホ!
ドロップセットの基本手順:
- 普段使っている重量のウエイトで1セット取り組む
- ウエイトを前回の70~80%ほどにし、インターバルを挟まず連続して次の1セットを取り組む
- これを4~5回繰り返す
- 終了
科学的研究が証明するドロップセットの効果


2023年の最新メタアナリシスが示す結果
2023年に発表された最新のメタアナリシス(Sødal et al., 2023)では、ドロップセットと従来のトレーニング方法を比較した6つの研究が分析されました。**合計142名(女性28名、男性114名、年齢19.2-27歳)**を対象としたこの研究により以下のことが明らかになりました:
主要な発見:
- ドロップセットグループと従来のトレーニンググループの両方で筋肥大効果が認められた
- 筋肥大効果に有意な差はなかった
- しかし、ドロップセットの方が大幅に時間短縮できることが判明
参考文献: Sødal, L.K., et al. (2023). Effects of Drop Sets on Skeletal Muscle Hypertrophy: A Systematic Review and Meta-analysis. Sports Medicine – Open, 9(1), 66. URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37523092/
日本体育大学の研究結果
日本体育大学の研究(Fink J, 2018)では、16名の被験者を従来のセットグループとドロップセットグループに分け、ケーブルプッシュダウンを6週間行いました。
研究結果:
- 6週間後、両グループともに筋肥大と筋力増強が見られた
- ドロップセットの方が筋肥大効果が有意に高く(約10%の筋肉量増加 vs 約5%)、トレーニング時間も半分で済んだ
- 筋力増強については従来のトレーニングの方がやや優位
参考文献: Fink, J., et al. (2018). Effects of drop set resistance training on acute stress indicators and long-term muscle hypertrophy and strength. URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28474868/
順天堂大学の比較研究
順天堂大学の研究(Ozaki H, 2018)では、9名の筋トレ未経験者を対象にした8週間の実験が行われました。
注目すべき結果:
- 高負荷グループのトレーニング時間:7分
- 低負荷グループのトレーニング時間:11~12分
- ドロップセットグループのトレーニング時間:わずか2分
- 筋肥大効果は3つのグループすべてで同等
参考文献: Ozaki, H., et al. (2018). Effects of drop sets with resistance training on increases in muscle CSA, strength, and endurance: a pilot study. URL: https://pubmed.ncai.nlm.nih.gov/28532248/







つまり、ドロップセットは『同じ効果を短時間で得られる』という大きなメリットがあるウホ!忙しい現代人には最適な方法ウホ!
ドロップセットが「意味ない」と言われる理由


誤解その1:筋力向上には向かない
ドロップセットが「意味ない」と言われる最大の理由は、筋力向上においては従来のトレーニングに劣ることです。最大筋力を伸ばしたい場合は、高重量でのトレーニングの方が効果的とされています。
誤解その2:疲労が蓄積しやすい
ドロップセットは通常のトレーニングよりも疲労が蓄積しやすいため、毎回使うとオーバートレーニングのリスクがあります。
誤解その3:正しく実施されていない
多くの場合、「意味ない」と感じる人は以下のような間違いを犯しています:
よくある間違い:
- 重量の下げ幅が不適切
- インターバルを長く取りすぎる
- 限界まで追い込めていない
- コンパウンド種目で実施している






なるほど、使い方を間違えると効果が出ないということウキね!正しい方法が大切ウキ!
初心者におすすめの正しいドロップセットのやり方


適した種目の選び方
おすすめの種目(アイソレーション種目):
- ダンベルカール(上腕二頭筋)
- サイドレイズ(三角筋)
- トライセップスエクステンション(上腕三頭筋)
- レッグエクステンション(大腿四頭筋)
避けるべき種目(コンパウンド種目):
- ベンチプレス
- スクワット
- デッドリフト
重量設定のコツ







重量を下げる目安は20~25%ウホ!例えば10kgでスタートしたら、8kg→6kg→4kgという感じで段階的に下げていくウホ!
重量設定の例:
- 第1セット:10kg × 限界まで
- 第2セット:8kg × 限界まで(20%減)
- 第3セット:6kg × 限界まで(25%減)
- 第4セット:4kg × 限界まで(33%減)
インターバルの取り方
重要なポイント:
- ドロップ間のインターバルは10秒以内
- 重量変更の時間のみ
- 完全な休息は取らない
ドロップセット活用の注意点とコツ


実施頻度について
推奨頻度:
- 初心者:週1~2回まで
- 中級者:週2~3回まで
- 同じ筋群に毎日実施するのは避ける
マシンとフリーウエイトの使い分け
マシンが推奨される理由:
- 重量変更が素早くできる
- 安全性が高い
- フォームが安定しやすい
フリーウエイトでの注意点:
- 事前に必要なダンベルを準備しておく
- 補助者がいる環境で実施
- 安全第一でフォームを崩さない
限界まで追い込むコツ






限界まで追い込むって、具体的にはどこまでやればいいウキ?







『もう1回も上がらない』というところまでやるウホ!ただし、フォームが崩れたらそこで終了ウホ。安全第一が大切ウホ!
追い込みの目安:
- ウエイトが完全に止まる
- フォームを維持できなくなる寸前
- 多少のチーティングは最後のみ許容
ドロップセットを効果的に活用する戦略


トレーニングプログラムへの組み込み方
効果的な活用パターン:
- 仕上げとして使用:通常のセット後の最後に1セット
- 時短トレーニング:時間がない日のメイン種目として
- 停滞期の刺激変化:いつものトレーニングに変化をつける
初心者向けサンプルメニュー
上腕二頭筋トレーニング例:
- ダンベルカール:通常の3セット
- 仕上げのドロップセット:12kg→10kg→8kg→6kg(各セット限界まで)
効果を最大化するポイント
成功のカギ:
- 正しいフォームの維持
- 適切な重量設定
- 十分な栄養と休息
- 継続的な記録と調整
まとめ:ドロップセットは「意味ない」ではなく「使い方次第」
最新の科学的研究により、ドロップセットは確実に効果のあるトレーニング方法であることが証明されています。「意味ない」と感じる方の多くは、正しい方法を知らないか、適切でない使い方をしている可能性が高いです。
ドロップセットのメリット:
- 時間効率が抜群に良い
- 筋肥大効果は従来のトレーニングと同等
- 短時間で筋肉を限界まで追い込める
- マンネリ化の防止に効果的
注意すべきポイント:
- 筋力向上が主目的なら従来のトレーニングを優先
- アイソレーション種目での実施を推奨
- 適切な頻度で実施(週1~2回程度)
- 十分な休息と栄養摂取







ドロップセットは決して意味のないトレーニングではないウホ!正しい知識と方法で実施すれば、時短で効果的な筋肥大が期待できる優秀な方法ウホ。初心者のうちは無理をせず、正しいフォームでゆっくりと慣れていくことが大切ウホ!






よく分かったウキ!今度ジムで、まずはダンベルカールから試してみるウキ!安全第一で、正しいフォームを心がけるウキ!
忙しい現代人にとって、ドロップセットは時間効率と効果を両立できる優れたトレーニング方法です。正しい知識を身につけて、理想の体づくりを効率的に進めていきましょう。
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